写真好きの間で有名な東京カメラ部。
その選出作品が「不自然すぎる」とSNSで炎上し、
「もみじちぎり部」という皮肉な言葉まで誕生しました。
そこで本記事では、
問題となった写真の詳細、炎上の経緯、ネットの声もお伝えします!
【炎上画像】発端は“美しすぎる紅葉写真”
2018年、東京カメラ部の選出作品として公開された1枚の写真が、SNSで話題になりました。
それは、苔むした岩の上に紅葉の葉が整然と並んでいる写真。

一見すると美しい自然風景のように見えますが、
よく見ると不自然なほど整った構図に疑問の声が上がりました。

一枚も裏返っていない落ち葉、まるで“置いたような配置”。
自然を撮ったはずの写真に“作為”を感じさせたのが反発を招いたんでしょうね。
なぜ「もみじちぎり」と言われたのか?
普通、自然に落ちた紅葉であれば裏返ったり、欠けたり、濡れていたりするはず。
しかしこの写真では葉が全て表向きで、配置も整然としていたため、
ネットでは次のような声が上がりました。


「これ絶対、どこかからちぎってきた葉を並べたやろ」
「自然じゃない。演出。いや、設置」
「“東京もみじちぎり部”に改名した方がいい」
これらの声がきっかけで、
「東京カメラ部 → もみじちぎり部」という皮肉な造語が誕生しミーム化したのです。



こんなに青々とした葉っぱがこんなに大量に落ちている不自然感。
合成なのか、本当にちぎったのかは真偽不明ですが、
全てが落ちた葉っぱだとも考えにくいですよね、、、
東京カメラ部とは?


東京カメラ部は、
X・Facebook・Instagramなどで600万人以上のフォロワーを抱える、
日本最大級の写真コミュニティ。
「10選」などの年次選出コンテンツは大きな注目を集め、
プロ・アマ問わず作品が応募されています。
しかしその一方で、
- “映える写真が優先されている”
- “自然美より演出美が選ばれがち”
といった批判も根強くありました。



人気がある団体だからこそ、
「どう選ぶか」
「どう見せるか」
が問われる。
写真もブランディングの時代です。
撮影マナーと倫理の境界が問題に
本質的な問題は、
「自然の中で“美しさ”を演出するために、自然そのものを“改変”することは許されるのか?」
という倫理的な問題でした。
たとえば、
- モミジを別の場所から拾って並べるのはアリか?
- より美しく見せるために葉を裏返すのは演出か?加工か?
- 審査側は“美しさ”だけでなく“信頼性”も評価すべきでは?



写真って「記録」と「表現」の間にあるメディア。
どちらかに寄りすぎてバランスを崩すと一気に信頼が落ちますね。
「いいね至上主義」がもたらす副作用
SNS時代の写真界では、
「自然風景も整えなければ注目されない」
という空気があります。
結果として、次のような“やりすぎ演出”が横行することも。
- 落ち葉や花を拾って配置する
- 動物の餌付け・誘導
- ゴミを“撮影後”に拾うポーズ(撮影前は放置)
「東京カメラ部もみじちぎり」は、その過熱ぶりに警鐘を鳴らした一件だったようです。



“自然の美”を伝えるはずの作品が、“自然らしさ”を削ってしまっては本末転倒ですね。
ネットの声まとめ!
このスレのびてるけど、あまりごちゃごちゃ言うと撮影したわけじゃない人からこんな事言われるからのばすんじゃないぞ!!のばすなよ!! pic.twitter.com/dw1zOyPigR
— ウルフ🐺 (@WolfRXM2) January 27, 2018
これやばすぎwwwww
— 日本 (@Islandasiannnn) June 24, 2025
こんな綺麗に緑の紅葉が散らばることねえだろwwzwww
今日学んだこと:東京もみじちぎり部という言葉とその由来
— もののけたち茸 (@mononoke_dake) June 24, 2025
- 「あれは落ち葉じゃなくて“設置物”」
- 「裏返った葉が1枚もないのは、逆に怖い」
- 「カメラ部じゃなくて“自然工作部”やろ」
- 「映え狙いの写真にモラルが置いてけぼり」
- 「真面目に撮ってる人がバカをみる仕組みになってる」
FAQ:世間によくある疑問
Q1. 「もみじちぎり部」とは実在の団体ですか?
いいえ。
SNS上で皮肉的に使われた造語で、実在の団体ではありません。
Q2. 本当にモミジをちぎった証拠はあるの?
確たる証拠はありませんが、不自然な整い方から“意図的に配置された”と疑われました。
Q3. 東京カメラ部はこれに対してコメントした?
2025年現在、公式なコメントや謝罪等は出されていません。
Q4. 他にも同様の演出写真はありますか?
はい。
過去にも “雪の結晶の配置が不自然” 、“光が不自然に入りすぎ” といった疑惑が取り沙汰されています。
Q5. どうすればこのような疑念を防げる?
自然物の演出・加工の有無を明示したり、作品ガイドラインを厳格化することが求められます。
まとめ:自然写真に必要なのは“作らない誠実さ”
東京カメラ部の「もみじちぎり」疑惑は、写真というメディアが抱える
“美と倫理のはざま”を炙り出しました。
これからの写真表現には、ただ美しいだけではない、
「誠実な美しさ」こそが求められているのかもしれません。