日本保守党や関係者が提起したスラップ訴訟問題が波紋を広げています。
言論封じとの声も上がるこの訴訟、背景や影響をわかりやすくまとめました。
日本保守党のスラップ訴訟問題とは?

訴訟の対象
日本保守党は、元党候補者である飯山陽さんや、著述家の近藤倫子さんに対して、
名誉毀損を理由に訴訟を提起しました。
訴訟の内容
訴訟1:
飯山さんが執筆した記事において、「日本保守党がLGBT法案に取り組んでいない(抜粋)」とする記述が、
名誉毀損に当たるとして、330万円の損害賠償を求めています。
訴訟2:
飯山あかりさんは、日本保守党事務総長の有本香氏と、
群馬支部長の伊藤純子氏の共同で名誉毀損を理由に訴訟を提起されています。
訴訟3:
近藤倫子さんがYouTube番組で、百田氏の人格や発言を発達心理学の視点から批判したことに対して、
名誉毀損・名誉感情の侵害を理由に訴訟を提起されました。
批判の声
これらの訴訟が、批判的な意見を封じるためのスラップ訴訟であるとの批判が上がっています。
【時系列】これまでの流れ

日付 | 出来事 |
---|---|
2024年 | 飯山陽氏らが日本保守党の運営姿勢を批判 |
2025年4月 | 日本保守党が名誉毀損で損害賠償訴訟を提起 |
同年4月末 | SNSや各種メディアで、 「スラップ訴訟ではないか」 と問題視される |
飯山陽さん側の反応と「守る会」

飯山さんは「これは言論封じだ」として全面的に争う構えです。
SNSでも「民主主義を守るため、戦う」と発信しています。
これに共感した多くの支持者・弁護士有志らが支援表明し、
「日本保守党の言論弾圧から被害者を守る会(通称:守る会)」を結成しました。
ネットリンチ問題・飯山陽さんのニコ生会見

飯山陽さんは、日本保守党から起こされたスラップ訴訟問題について説明するため、
ニコニコ生放送のライブ中継を入れて記者会見を開きました。
しかし、会見中からSNS(特にX/旧Twitter)上では、
飯山さんに対して誹謗中傷や人格攻撃を行う投稿が大量に流れました。
中には、日本保守党の支持者を名乗るアカウントによる、
組織的・連携的な中傷と疑われる動きも見られ、
「これはネットリンチではないか?」と専門家や市民から批判の声が上がりました。
飯山陽氏「日本保守党から3件の訴訟、1000万円以上の賠償請求」https://t.co/EekNRHOZ2L
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) April 23, 2025
飯山氏「日本保守党支持者からの誹謗中傷も半年以上続いている」「党首の百田尚樹氏が扇動し、殺害予告や住所晒しも。国政政党が批判を封じるため訴訟乱発やネットリンチ。自由な社会を破壊する社会悪」 pic.twitter.com/M0E8d3h4GU
専門家の見解(要約)
・憲法学者A氏の意見
「政党が批判に対して訴訟を乱発することは、民主主義社会の健全性を損なうリスクが高い。」
・弁護士B氏の意見
「今回の訴訟は、正当な名誉毀損とは言い難く、スラップの典型例となる可能性がある。」
なぜ今これが大問題になっているのか?

・政党と市民との間に大きな力の差(権力・資金力)があるため。
・本来守るべき「批判する権利」が危機にさらされているため。
・もしこれが許されれば、政党や権力者が都合の悪い意見を訴訟で封じ込める流れが加速しかねないため。
まとめ
日本保守党による今回のスラップ訴訟疑惑は、単なる内輪もめではなく、
日本社会における「言論の自由」そのものを問う深刻な問題です。
私たち一人ひとりがこの動きを正しく理解し、
「表現の自由」を守るための視点を持つことが今、強く求められています。
※ この記事の管理者・著者は特定の政党を支持している訳ではありません。
※ この記事に書かれている人物や団体に対し、誹謗中傷する行為は絶対にやめてください!
