かつて高齢者の定番だったゲートボールが激減!
なぜここまで減ったのか、実際の声をもとに理由を徹底解説します!
なぜゲートボール人口は激減したのか?

ゲートボールは1980年代に山口県だけで1万人以上のプレイヤーを誇る人気スポーツでした。
しかし2024年時点で、会員数はたったの138人に。
最大の理由は「高齢者向けスポーツ」というイメージが固定されたことで、
若者が参加しづらい空気が生まれてしまったことです。
結果、世代交代が進まず、プレイヤーは年々減少の一途をたどりました。

全世代向けとしながらも、実質的に“高齢者専用”になってしまったのが痛手です。
ゲートボールは“ギスギスしやすい”競技?
ゲートボールは、相手のボールを邪魔するプレーが戦略として認められている競技。
これが「性格が出る」「陰湿な感じがする」といった印象を与え、人間関係トラブルの元になるケースも。
SNSではこんな声が見られます。
- 「町内会でいじめや仲間はずれがあって辞めた」
- 「本来は楽しいスポーツなのに、狙い撃ちされたら嫌な気持ちになる」
- 「若者同士でガチ対戦したらケンカになるタイプのゲーム」
チーム内での空気の悪化や、ベテラン同士の衝突などもあり、
「楽しくない」と感じて離れる人が続出しています。



「ゲーム性がリアルすぎてしんどい」──そんな意見にも納得感があります。
現役シニア世代の就労と時間の壁
現代では70歳を超えても働く方が多く、定期的なチームスポーツへの参加は難しくなっています。
しかもゲートボールは5人1チーム。
1人でも抜けるとチームが組めなくなり、そのまま自然消滅するケースも多いです。



現代のライフスタイルとマッチしていない面が大きいかもですね。
グラウンドゴルフやジムに流れる人も多数


多くの地域では、ゲートボールに代わってグラウンドゴルフが盛んに。
こちらは1人で気軽に参加でき、他人と競り合うストレスが少ないのが特徴。
また、スポーツジムやウォーキング、ヨガなどの個人向け運動メニューの多様化も、
ゲートボール離れの要因と考えられます。



対人より「自分のペース」が重視される今の時代、自然な流れかもしれません。
ゲートボール場の荒廃と自治体の後退
山口県内には今も72のゲートボール場が存在しますが、
利用者がいないまま放置されている場所も多数。
岩国市や柳井市ではすでに地域協会が解散し、
現在も残るのは5市(下松、周南、防府、山口、萩)のみ。



「場所はあるのに人がいない」──切実な現実です。
SNSやネットの声:「懐かしいけどやりたくない?」
X(旧Twitter)やコメント欄ではこんな反応が。
グランドゴルフの方が人気だと思うし、ゲートボール=お年寄りのイメージを嫌うんじゃないかな。あとゲートボールはチーム戦、グランドゴルフは個人戦で参加しやすい。
— コメっ仔 (@andrmdngc224) May 28, 2025
陰湿なスポーツだから。
— ひらかた2512 (@JN3___) May 28, 2025
オバーキルみたいなプレーにイラっとするらしい。
ずいぶん前にゲートボール辞めた人から聞いた
チーム戦だからミスると戦犯扱いらしいw
— いびえもん (@mizoguccgan) May 28, 2025
グランドゴルフに移行してるとか。
- 「祖父とゲートボールした思い出はある。でももうやる人がいない」
- 「今の若い人には“何それ?”って言われそう」
- 「当時は面白かったけど、今やる気はしない」
思い出としては残っているものの、“今からやりたい”とはならないのが現状です。



ノスタルジーだけでは人は戻らない…その壁を感じます。
復活の鍵は“中高生への普及活動”
昨年、全国選抜大会で山口県チームが初優勝したものの、今年はメンバー不足で不出場。
この状況に危機感を持った県協会は、中学生への教室開催や教育委員会への働きかけを実施。
「運動が苦手でも全国大会に行けるかもしれない」という“敷居の低さ”をアピールし、突破口を探っています。



これが最後のチャンスかもしれません。
教育現場との連携がカギです。
よくある質問(FAQ)
Q1. ゲートボールは本当に高齢者専用のスポーツなの?
A. 全世代対応のルールですが、実態としては高齢者に偏っています。
Q2. なぜ人間関係のトラブルが起きやすいの?
A. 相手のボールを攻撃するというゲーム性が、いじめやギスギス感につながると言われています。
Q3. 代わりに人気があるのは?
A. グラウンドゴルフ、ジム通い、ウォーキングなど、1人で完結できる運動が人気です。
Q4. どこでプレーできる?
A. 地域のゲートボール協会があればコート利用の案内が受けられますが、場所によっては閉鎖されていることもあります。
Q5. 復活の可能性はある?
A. 教育機関との連携や若年層への訴求に成功すれば、一定の再興はあり得ます。
まとめ:ゲートボールが直面する“本当の壁”とは
ゲートボールが“時代に合わなくなった”理由は単一ではありません。
高齢化の進展、働くシニア層の増加、ゲーム性による対人ストレス、他の運動の台頭──。
複合的な理由が絡み合いながら、いま “消滅寸前” の状態に陥っています。



「本当の理由は?」と問うなら、そこには “時代の変化” と “人間の感情” の交差があると感じますね。